2015年度地球環境史学会年会要綱

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます.

昨年度の総会での決定に従い、地球環境史学会は、会員が一同に会し各々の研究成果や展望を報告し合う研究集会を「地球環境史学会年会」として下記の要領で開催することと致しました。奮ってご参加ください。通常のレギュラーセッション、ポスターセッションに加え、今回は、特別レクチャーとトピックセッションを設けましたが、レギュラーセッション、ポスターセッションと同様にトピックセッションへのエントリーもオープンです。関係者への周知と、積極的な発表申込みをお願いいたします。学生、院生の皆さんの発表も歓迎致します。なお、地球環境史学会年会の開催に伴い、これまで1月に開催されていた古海洋・古気候シンポジウムは発展的解消となり開催されませんのでご注意下さい。

地球環境史学会 会長 多田隆治


発表申し込み方法

発表の申し込みは、以下のフォームと別紙の講演要旨にご記入頂き、所定の送付先( )にEメールにてお送り下さい。
締め切りは2015年10月30日(金)とさせて頂きます。

講演申込み(兼参加申込)フォーム

メール件名:環境史学会年会講演申込み 第1回地球環境史学会年会 本郷大会
1.講演者名(所属名):
2.共同講演者名(所属):
3.講演タイトル:(※別紙講演要旨を忘れずに準備して下さい。)
4.講演:口頭・ポスター(※口頭発表はひとりあたり15分を予定、ポスターボードのサイズは 縦170cm×横110cmです) 
5.希望セッション名:
6.懇親会の参加:参加(一般職持ち)・参加(学生・ポスドク)・不参加
7.特別レクチャーの聴講:参加・不参加(※配布資料の準備のために参考までにお知らせ下さい。当日の参加・不参加を決定するものではありません)
8.旅費支援の希望の有無(旅費概算額を付記)

講演要旨フォーマットダウンロード:
送付先メールアドレス:


※講演要旨のワードファイルを忘れずに添付下さい。
※旅費支援は,講演を申し込む学生会員が対象です。旅費の半額または1人あたり1万円までの支援とします。年会主催者から年会開催の1週間前に支援の可否を連絡いたします。支援決定者は年会当日、領収書を持参してください。また、支援を受けた方には、当日の会場係を分担して頂きますので御了承ください。

講演をせず参加のみの場合の事前申込みフォーム

メール件名:環境史学会年会参加申込み
1.参加者名(所属)
2.懇親会の参加:参加(一般職持ち)・参加(学生・ポスドク)・不参加
3.特別レクチャーの聴講:参加・不参加

送付先メールアドレス:


「第1回地球環境史学会年会」実施要綱

  • 日程: 2015年11月21日(土)~22日(日)
  • 開催場所:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館中央棟3階
    336室講義室および 321室会議室
  • 年会参加費:一般会員 \1000、一般非会員 \3000、学生会員 無料、学生非会員 \1000
    (これを機にご入会下されば、当年会の参加費は無料と致します).
  • 懇親会費:一般(職持)\3,000,学生 \1,000
  • 講演タイトル募集締め切り2015年10月30日
  • 【メールにより募集】

プログラム

1日目:11月21日(土)
10:00~12:00 321室
会議室 
評議員会
336室
大講義室
特別レクチャー
『地球環境史におけるミランコビッチサイクルと天文年代層序』 池田昌之博士(静岡大学)
『生物地球化学循環と大気海洋酸化還元状態の安定性』 尾崎和海博士(東京大学大気海洋研)
13:00~15:00 336室
大講義室
トピックセッション:第四紀気候変動研究の到達点
人間活動の気候への影響が顕在化するにつれ、温暖化の更なる進行により気候の空間様式、変動振幅・周期がどう変化してゆくのか、極端気象災害の強度や頻度、分布はどう変化しうるのか、など近未来における地域スケールでの気候変動や自然災害への興味が高まっている。過去の気候変動の周期や振幅、空間様式、 メカニズムなどの知見は、そうした近未来の気候変動の理解の上で、重要な手掛かりを与え得る。  近年の古気候変動研究は、古気候記録観測地点の空間密度や記録の時間精度を飛躍的に高めると共に、古気候間接指標を定量化し、各研究間の比較や総括を可能にする方向に進んでいる。高精度年代尺の作成や、高解像度層序対比、古気候指標の定量化、高精度化に基づく古気候変動の復元の成果を持ち寄り、解決すべき問題点や今後の展望を議論したい。
15:30~17:30 336室
大講義室
地球環境史研究の成果と展望
我々を取り囲む地球環境の歴史とその変動メカニズムの理解には、多様な時間スケールや多角的な視点で地球環境を捉えることが重要である。近年の地球環境史の研究成果は、時間解像度の向上や、生物学的、化学的、物理学的なプロセスの統合的理解によるところが大きく、より深い理解や議論が展開している。本セッションでは多様な時間スケールの地球環境史の変動に関する研究成果を発表し合い、それぞれの関連性や今後の展望を議論したい。
17:30~18:00 336室
大講義室
地球環境史学会各賞授賞式
18:00~ 336室
大講義室
懇親会
2日目:11月22日(日)
10:00~11:00 学会会場
地球環境史学会 総会
11:00~12:00
ポスター紹介3分発表
13:00~14:00
ポスターセッション
14:00~17:00
レギュラーセッション
地球環境史の復元と解析に対して,プロキシの開発や高精度化そして数値モデル等,多角的な取り組みがなされ大きく進歩しており、国内研究者の貢献も大きい。レギュラーセッションでは、地球環境史、現代地球環境、未来予測の知見に関するあらゆる発表を歓迎し、地球環境に関する理解を深め,これからの研究の発展を議論していく場として学会員に活用していただきたい。なお,学生の学位研究の成果発表や若手研究者の挑戦萌芽的な研究発表も歓迎する。