地球環境史学会会誌編集委員会規定

2013年3月28日制定


第1条 名称と性格
 本委員会は地球環境史学会会誌編集委員会と称する(以下委員会と呼ぶ).委員会は評議員会の下に置かれた下部組織として会誌の編集を担当する.

第2条 目 的
 委員会は,地球環境史学会会誌「PALEO」の編集を行い,同誌の充実と円滑な発行に努める.

第3条 構 成
 委員会は,評議員会によって任命された委員長と若干名の編集委員を持って組織する.

第4条 業 務
 委員会は,「PALEO」編集規定にもとづいて「PALEO」の編集業務をおこなう.また,「PALEO」投稿要領について必要な検討をおこない,これらの結果について評議員会に報告する.「PALEO」に多大な貢献のある寄稿者への顕彰については,候補者を委員会において選定して推薦し,評議員会の承認を受け,会長名において「PALEO賞」として表彰する.
改訂日2015年11月22日

第5条 規定の改訂
 本規定の変更は,評議員会の承認を受ける.

「PALEO」編集規定

2013年3月28日制定


第1条 原 稿
1. PALEOの掲載原稿内容は著者の責任とする.
2. 原稿の書き方ならびに投稿の手続きは別に定める投稿要領による.
3. 原稿はすべて編集委員会に提出する.編集委員会の所在は,本会Webページに明記する.
4. 編集委員会は,投稿原稿について受付処理をし,その受付年月日を記録し,原稿を保管する.ただし,投稿原稿が投稿規定に明らかに反している場合には受付け前に理由を付して,原稿の受付を留保できる.
5. 編集委員会は会員または非会員に依頼して原稿を集めることができる.
6. 本会からの依頼によらないで,非会員から原稿が提出されたときは,これを編集委員会から評議員会に諮り,評議員会の議決を経て編集委員会がこれを処理する.

第2条 原稿の審査と採否
1. 編集委員会は受付けた原稿を審査し,掲載の適当・不適当を決める.
2. 編集委員会は,必要に応じて会員または非会員に原稿の査読を依頼することができる.ただし,この場合も最終的な審査は編集委員会の責任において行うものとする.
3. 編集委員会は投稿原稿について,著者に修正を求めることができる.修正を求めた原稿が6ヶ月以上たって編集委員会に返ってきたときは新規投稿としてあつかう.
4. 編集委員会が掲載適当と認めた時(以下これを「受理」とよぶ),編集委員会は受理年月日を記録し,著者に通知する.
5. 編集委員会は,掲載不適当と認めた原稿を掲載拒否年月日を記録し,その理由を明らかにした文書とともに著者に通知する.
6. 編集委員会が掲載不適当と認めた原稿について,その理由を著者が了解しないときは,編集委員会から評議員会に諮り,評議員会が採否を決める.

第3条 論文の掲載
1. 受理された論文の掲載順は原則として受付けの順とする.

第4条 PALEOの内容
1. 広い意味の地球環境史学に関連するもので,以下のように分類する.
総説(Review)
技術報告(Technical Report)
論説 (Arcticle)
研究報告(Research Report)
書評(Book Review)
解説A(Paper review A)
解説B(Paper review B)

第5条 公開の仕方
1. 電子ジャーナル掲載媒体を利用し,PALEOを発行する.
2. 解説B以外は,WEBサイトの一般公開領域にファイルを置き,会員に限らず閲覧可能とする.
3. 解説BはWEBサイトのパスワード保護された領域にファイルを置き,会員限定で閲覧可能とする.

第6条 規定の改訂
 本規定の変更は,編集委員会の議を経て評議員会の承認を受ける.

「PALEO」投稿要領

2013年3月28日制定


第1条 総 則
1.地球環境史学会会誌「PALEO」への投稿に関しては,本投稿要領に従う.
2.会誌に掲載された著作物の著作権は,本会著作権規定に定める通り,原則として本会に帰属する.
3.いずれの原稿も,他の著作物の著作権を侵害するものであってはならない.引用許諾の手続きは,著者の責任において行い,投稿時に許諾書の写しを添付する.
4.原稿料は支払わない.

第2条 原 稿
1.会誌に投稿できる原稿は,地球環境史学またはその関連分野に関する内容で,邦文または英文で書かれ,投稿時においてその主要部分が未公表であり,他誌に投稿中または審査中でないものとする.原稿は内容の違いによって以下の種類に区分される.
総説(Review)既存の文献・学説の要約・解説を主体とするもの.
技術報告(Technical Report)実験手法・技術などの紹介.
論説 (Article) 主に独創的な内容を主張するもの.原著論文.
研究報告(Research Report)オリジナルなデータなどの報告.
書評(Book Review)新刊書や既刊書の紹介.
解説A(Paper review A)会員が国際誌に公表した論文を日本語で解説する.
解説B(Paper review B)会員が興味を持って読んだ論文を日本語で解説する.
2.総説,技術報告,論説,研究報告には,400字以内の日本語要旨を添える.

第3条 投稿手続き
1.投稿の際は,原稿の種類(第2条1参照)と責任著者を明示し,電子ファイルを提出する.なお,責任著者は,著者としての責任を代表的に負うものとする.
2.原稿は編集委員会電子メールアドレスに送付する.編集委員会のメールアドレスは,本会Webページを参照のこと. 3.原稿は編集委員会で審査し,採否を決定する.
4.原稿を修正する場合は,修正箇所がわかるように明示して,提出する.
5.査読後に著者に返却された原稿が, 6ヶ月以上経過しても修正原稿が提出されない場合は,その原稿は撤回されたものとみなされる.また,同じ原稿を他誌に投稿する事態が生じた場合には,他誌投稿前に,当会編集委員会宛に投稿取り下げを文書で通知し,当会編集委員の了解を得ること.
6.編集委員会から原稿受理の通知があった場合には,最終原稿の電子ファイルを直ちに提出する.
7.受理された原稿は,電子ジャーナル掲載媒体で公開される前に,編集委員会によって用語・仮名遣い・英語の誤り等について修正される場合がある.
8.原則として著者校正は初校のみとし,再校正以後は編集委員会が行う.校正のときには,編集委員会が必要と認めたときを除き,著者は原稿と著しく異なるように書き換えを行うことはできない.

第4条 投稿原稿の構成
1.原稿の長さは原則として本文 日本語40,000字以内,英語30,000字以内,図表20枚以内とする.これを越えるものは,編集委員会が掲載の可否を判断する.
2. 総説・技術報告・論説・研究報告の投稿原稿の第1ページ目には,表題,著者名,著者の所属機関名(または連絡先)を記入し,表題と著者名の英語訳を添える.なお,論文公表後に連絡先となる責任著者(Corresponding author)の電子メールアドレスを記入する.総説・技術報告・論説・研究報告の和文原稿には, 400字以内の日本語要旨の後に,日本語キーワードまたはキーフレーズを添える.ワードまたはフレーズは8個以内とする.キーワードまたはキーフレーズに続く部分には,本文,文献,図表キャプションの順に原稿を配列し,通しでページ番号を打つ.英文原稿の場合には,300字以内の英語要旨の後に,英語キーワードまたはキーフレーズを添える.
3.書評・解説A・解説Bの投稿原稿には,表題,本文,紹介論文名,投稿者の順に原稿を配列する.要旨は編集委員会で内容に応じて作成する.
4.句読点は「,.」を用いる.数量を表す数字はアラビア数字とする.生物・古生物の属名および種名はイタリック体であらわす.数学的表現において変数として用いる文字については,スカラー量はイタリック体で,ベクトルや行列は太字のイタリック体であらわす.固有名詞で読み誤るおそれがある場合にはルビ(ふりがな)をつける.単位は,SI単位系を用い,やむをえずその他の慣用的な単位を用いる場合は,必ず文中または文末にSI単位への換算式を記すこと.
5. 原稿は原則としてワードプロセッサーを使用する.印字サイズは10~12ポイント,行間はダブルスペース相当とし,周囲には上下左右に3cm以上の十分な余白を設ける.投稿原稿の電子ファイル形式はdoc,docx,eps,ps,tif,png,jpegを用いる(jpegの場合は1200dpi以上).これ以外の形式を用いる場合には編集委員会に相談する.
6. 文中における文献の引用は,発表年代順に並べる.引用文献は,「文献」として本文末に一括し,著者名のアルファベット順,同一著者の論文は,単著論文を年代順に,続けて第2著者のアルファベット順とし,同一組み合わせの著者の場合は年代順とする.雑誌名は省略せず完記する.雑誌の号数は省略し,巻とページのみとする.
体裁は下記の例を参照のこと.
Ahagon, N., Tanaka, Y., Ujiié, H., 1993. Florisphaera profunda, a possible nanoplankton indicator of late Quaternary changes in sea-surface turbidity at the northern margin of the Pacific. Marine Micropaleontology 22, 255–273.
Hong, G.H., Baskaran, M., Povinec, P.P., 2004. Artificial Radionuclides in the Western North Pacific: A Review. Global Environmental Change in the Ocean and on Land, Eds., M. Shiyomi et al., TERRAPUB, p.147–172.
Hughen, K.A., Baillie, M.G.L., Bard, E., Beck, J.W., Bertrand, C.J.H., Blackwell, P.G,, Buck, C.E., Burr, G.S., Cutler, K.B., Damon, P.E., Edwards, R.L., Fairbanks, R.G., Friedrich, M., Guilderson, T.P., Kromer, B., McCormac, G., Manning, S., Ramsey, C.B., Reimer, P.J., Reimer, R.W., Remmele, S., Southon, J.R., Stuiver, M., Talamo, S., Taylor, F.W., van der Plicht, J., Weyhenmeyer, C.E., 2004. MARINE04 marine radiocarbon age calibration, 0 – 26 cal kyr BP. Radiocarbon 46, 1059–1086.
Huguet, C., Hopmans, E.C., Febo-Ayala, W., Thompson, D.H, Sinninghe Damsté, J.S., Schouten, S., 2006a. An improved method to determine the absolute abundance of glycerol dibiphytanyl glycerol tetraether lipids. Organic Geochemistry 37, 1036–1041.
Huguet, C., Kim, J.-H., Sinninghe Damsté, J.S., Schouten, S., 2006b. Reconstruction of sea surface temperature variations in the Arabian Sea over the last 23 kyr using organic proxies. Paleoceanography 21, PA300S.
石渡良志・山本正伸編,2004.地球科学講座4有機地球化学,培風館,290p.
石渡良志・下山 晃,2004.地球と有機物:概観.石渡良志・山本正伸編「地球科学講座4有機地球化学」,培風館,p.1-17.
Japan Oceanographic Data Center (JODC) 1906–2003. Oceanographic data, monthly sea-surface temperature in the East China Sea, http://www.jodc.go.jp/index.html, Japan Hydrographic Association, Tokyo, Japan. Downloaded on April 1, 2013.
海洋資料センター,1975.海洋環境図外洋編—北西太平洋—.日本水路境界,165p.
新村 靖・入野智久・大場忠道,2006.浮遊性有孔虫群集から見た鹿島沖の過去14.4万年間の環境変動.化石 79,4-17.
Takemura, K., Iwabe, C., Hayashida, A., Danbara, T., Kitagawa, H., Haraguchi, T., Sato, T., Ishikawa, N., 2010. Stratigraphy of marker tephras and sediments during the past 50,000 years from multiple sites in Lake Biwa, Japan. The Quaternary Research 49, 147–160. (in Japanese with English abstract).

7.データ,写真,プログラムリスト,詳細な方法の記載などで,本文中に掲載しきれない分については,必要と認められる場合には,電子ファイルを付録資料として電子版のサーバで公開することができる.著者が付録資料の公開を希望する場合には,投稿の際にその旨編集長に相談すること.

第5条 二重投稿・著作権
1. 他の出版物に掲載ずみ,または投稿中の原稿は投稿できない.ただし,会誌「PALEO」にふさわしく書き直されたと編集委員会が判断したものはこの限りではない.
2. 他の出版物と重複した内容を持つ原稿は,投稿時に必ずその旨を明記し,投稿者自身で著作権問題を解決し,かつそれを示す資料を添える.
3. 他の出版物より図・表などを引用する場合は,転載許可を受けるなど,投稿者自身が著作権問題を解決しておくものとする.
4. 掲載された論文の著作権(著作財産権,copyright)および全ての媒体を通じての公表に関する権利や,地球環境史学会が著作権を保有する著作物を利用するにあたっては,別途定める地球環境史学会著作権規定に従うものとする.
改訂日2015年11月22日

地球環境史学会著作権規定

2013年3月28日制定


第1条 地球環境史学会(以下本会という)の編集発行する会誌「PALEO」に掲載する論説・総説などの著作物の著作権は,原則として本会に帰属する.

第2条 本会出版物の著作者が,著作者自身の著作物の複製および翻訳・翻案などを行い利用することに対し,本会はこれを妨げない.ただし,著作者が著作物の全体を複製の形で他の著作物に利用することについては,事前に本会に対して許諾を求めることとする.

第3条 本会出版物の転載・翻訳・複製などの利用について,第三者から申請があった場合は,本会はこれを許諾することができる.